肌の美容

★乾燥肌になぜなるのか？
とくに寒い秋から冬にかけては、乾燥肌になりがちですね。
冬場は、空気が乾燥するのでお肌の水分はどんどん失われていきます。
さらに気温が低いので、皮脂と汗の分泌も少なくなります。
その為に、お肌がカサカサな乾燥肌になってしまいます。

夏場でも安心できません。
なぜなら、エアコンが冬の寒さと同じ条件を作っているからです。
夏だからといって、安心しないで下さい。

偏った食事で、うるおったお肌に必要な栄養素が取れないためです。
疲労・寝不足・ストレスなども、乾燥肌の原因の１つです。

【　乾燥肌の予防と対策　】

★その（１）
シミ・ソバカスを予防し、ハリのある肌をつくるには体に必要な「水分」の補給と、さまざまな「栄養素」が必要になります。

●セラミド……しっとりと柔らかい肌にはうるおいがあります。
そのうるおいは、角質層の細胞同士が密着して水分を保持することによって生まれるものです。

もし角質層がスカスカで、必要な水分を逃がしてしまったら、肌はカサつき、シワができやすくなります。

このため健康な角質層では、細胞間脂質という物質が接着剤のように、細胞のスキ間を埋めていますが、セラミドはその細胞間脂質の主成分なのです。
セラミドは乾燥肌には絶対に必要なものです。

★その（２）
肌を乾燥させないためにお風呂で肌を潤すのもいいいでしょう。
しかし長く入るのは必要な脂分まで失うので逆効果になります。

バスタオルなど濡らして、かけて置くのもよいでしょう。
乾燥がひどいときは、加湿器を使用することをおすすめします。

これらは、すべて美白へとつながります。

◆ 美白対策

美白になるためにはお肌のいろいろなトラブルを取り除かなければなりません。
シミ・吹き出物・くすみなどを解消することが、美白へとつながるのです。

血行が悪かったり、古い角質が残っているとお肌がくすんで見えます。
まず外出するときは紫外線を防ぐために、ＵＶカットの帽子や日傘は必ず必要です。
日焼け止めクリーム・化粧品は、紫外線のＡ波、Ｂ波ともカットするものをお使いください。

ただし、日焼け止めクリームは、正しく塗らなければ、何もつけていない時と同じくらい紫外線を浴びていることを知っていましたか！

★効果的な日焼け止めクリームのつけ方
日焼け止めクリームは、ただ薄くのばして塗るだけではまったく
効果はありません。

正しいつけ方は、厚めに上からペタペタとのせるようにつけることが重要です。
つける量の目安は、１０センチ×１０センチにあずき大２個くらいがよいでしょう。
正しいつけ方をすることで、素肌を出していても紫外線を浴びるのを防ぐこと
ができますので、たっぷり塗ることを心がけてください。

紫外線を浴びていると、血液はドロドロになり血管の壁に血液がへばりつき
だんだん血管が細くなり健康をそこなうことにもなりかねませんよ。
曇っていても紫外線はおそってきます。

さらに、お肌にとって大切なのは水分です。
古い角質を取り除いて、新陳代謝を活発にするためにも、正しい洗顔(毛穴に化粧などの汚れを残さない）を忘れないで下さい。
その後に、化粧水で水分を与えましょう。
後は不足しがちな、ビタミンＣ・ビタミンＥなどの摂取をおすすめします。

オヤスミ前のマッサージやパックも効果的でしょう。
疲れ・ストレスはため込まないこと。
お肌のためにも体は見える部分だけではなく、内部からきれいにしていきましょう。

★目元のケア
肌ケアの中でも最もデリケートな目元のケアについてお話したいと思います。
ご存知のように、目元の皮膚の厚さは他の皮膚に比べて特に薄くできている為、
血管などの皮下組織が透けて見えやすくなります。
つまり、身体の疲れや老化が現れやすいのが目元なのです。

春から夏へと季節が変わり、この時期の急激に強くなる紫外線を浴びることで
目元は悲鳴をあげています。
そして、紫外線は加齢とともに現れる白内障を進行させる原因とも言われて
います。
スキンケアは当然必要ですが、まず筋膜ストレッチをやってみましょう。

★筋膜ストレッチのやり方（目の下のクマ退治）
目の下の血行をよくしたい部分に親指以外の指の腹を軽く沿え
１～２㎝幅で１０～２０秒間ゆらします。
やさしくゆっくりとなでるようにして下さい。
薄い筋肉なので１度だけでやめましょう。

◆ 化粧水のつけ方

みずみずしい素肌作りには、化粧水でたっぷり水分を与えることが何よりも大事なことです。

１）化粧水を手のひらに10円玉ほど出します。

２）両手のひら（指先まで）化粧水を広げます。

３）まずは目のまわり、口のまわりなど、カサつきやすい部分から、そっと置くようにつけます。

４）手のひら全体（指先まで）を使って、額、頬、フェースライン、アゴなど、顔全体にやさしく置くようにつけます。

５）小鼻や鼻の下も忘れずにつけましょう。

６）１～５を繰り返し、手のひらが頬に吸い付くようにしっとりしてきたらＯＫ。

★化粧水のつけ方のポイント
１）洗顔後、顔や手がまだ温かいうちにつけましょう。
時間が経ってしまうと、お肌へのなじみが悪くなります。

２）一度にたくさんの量をつけようとしない。
化粧水を手のひらにあふれるほどたっぷりとって、一度にたくさんの量をつけようとすると化粧水がお肌になじみにくく、しっかり水分が補給できません。

最も効果的に水分を補給するためには、少量ずつ、手のひらにとってはつけ、とってはつけ、と何度も繰り返すことです。
めやすとして手のひらに広げた時、こぼれたり、ボタボタとしずくが落ちるようであれば、多すぎです。

３）カサつく部分はとくに念入りに。目のまわりなどは、たっぷり与えたつもりでも実際に不足していることが多いものです。

４）化粧水は必ず手でつける。コットンなどを使う必要はありません。
顔と同じ皮膚である手を使ってつけるのが一番なじみが良いのです。
ただし、冬場など乾燥がひどい時や日焼けした後などには、化粧水をたっぷり含ませたコットンを目のまわりやお肌に乗せておく「ローションパック」は大変効果的です。

乾燥しやすい目のまわり、また顔全体には美容液、皮むけやガサガサの目立つところにはオイルを塗ります。
その後、顔全体に乳液や、保湿クリームをつけましょう。

油分は過剰に与えないようにします。
油分補給はあくまで必要に応じて行う事が大事です。
必要以上につけるのは乾燥が気にならなくなったら控えましょう。

若い人は化粧水だけで十分しっとり感があれば、それ以上塗らなくても大丈夫。
老化は20歳を過ぎた頃からはじまっています。しっかり身につけましょう。

◆ にがり化粧水

★にがりで化粧水（ローション）の作り方
水に、にがりを加えてまぜるだけ。

水200ミリリットルに、小さじ1杯のにがりを加え、容器を振るなどしてしっかりとまぜます。
口の狭いビンに作るときは分量のにがりをスポイトで加えるとよいでしょう。

使う水は薬局で売っている「精製水」やアルカリイオン水がベストですが、普通の水道水でも大丈夫。

天然ミネラルが豊富になるのでお肌がしっとりとうるおいます。
だから乾燥肌でお悩みの人にはうってつけ。

肌荒れ予防機能・回復機能を高める作用もありますから、いたんだ肌やニキビにも効果があります。
たっぷり使いましょう。

★化粧水の使い方
１）お風呂上りの全身のケアに
お風呂上りには、全身ににがりローションをつけましょう。
お風呂上りなら一段と肌への浸透力が高まるので効果もアップ。
毎日続ければ、しっとりとしたお肌になります。

２）カサカサのかかとにもにがり化粧水
にがりローションは、角質がいたんでカサカサしがちなかかとや足の裏、ひじにも、ぜひ使ってみてください。

入浴後など、きれいに洗ったかかとなど、気になるところににがりローションをつけて、やさしくマッサージ。
保湿靴下をはけば、よりうるおいを保つことができます。

★にがりローション＋グリセリン
前出のにがりローションを作るときに、5ミリリットルのグリセリンを加え、よくまぜます。
グリセリンが入ったことにより、さらに保湿力がアップします。
オヤスミ前に使うと効果的ですよ。

コットンに適量をつけて、パタパタとパッティングしましょう。
荒れた手にもうるおいを与えますから、ハンドクリーム代わりにもなります。
荒れのひどいときは、手袋をして保湿力を高めるとよいでしょう。

★にがりのヘアートニック
にがりローションに、さらに育毛効果を高めるにはシダーウッドなど、森林系のハーブの精油を、にがりローション１００ミリリットルに１、２滴加え、よくまぜます。

このお手製にがりへアートニックを1日1回、頭皮によく刷り込めば、毛根に詰まった皮脂や汚れを取り除き、フケを予防します。
また、紫外線でパサパサになった髪にも効果的です。

★にがりのお風呂
にがりに含まれるマグネシウムは、温泉(鉱泉）に含まれる成分なんです。
浴槽ににがりを入れるだけで、にがりの成分がお肌に大変よい効果をもたらします。
にがりの入ったお風呂なら、湯上りは温泉に入ったあとのように、ツヤツヤですべすべのお肌になりますよ。

100ミリリットル前後を浴槽に入れるだけで、お風呂上がりがとても楽しみになってきます。
入浴のときはにがりを入れるのを忘れないで下さいね。

にがり関係のことは、にがりダイエットのページも参考にしてみてください。