白米と混ぜて炊くだけ!
家族みんなでできる健康ダイエットです。
上手に食べて上手にダイエットしましょう。
玄米が発芽した状態のものを、白米に混ぜて普通に炊いて食べるだけですから、ふだん自宅で白米を食べる人なら誰でもできます。
必ずしも毎食、毎日食べ続ける必要もないので、外食の多い人でも心配はいりません。
白米と発芽玄米の割合は1対1が基本ですが、2対1、3対1など好みで加減してもかまいません。
無理なく続けられる割合とペースが一番いいでしょう。 |
◆ 発芽玄米が効く秘密 |
発芽玄米というのは、もとは玄米で玄米を精米すれば白米になるわけですが、精米せずにそのまま水につけて、発芽させたままの状態のものをいいます。
発芽玄米の秘密はギャバ(GABA)という成分です。
これはガンマアミノ酪酸というもので、これが玄米、精白米と比べると発芽玄米には大変豊富に含まれています。
もともと玄米も身体にいい食べ物の代表です。
これから新しい命を作ろうとする胚芽は「命のかたまり」ですから、栄養分がぎっしり詰まっているのはあたりまえです。
玄米の胚芽が発芽して新芽を出すと、いきなりダイエット効果が高まります。
発芽した段階でギャバがどーんと増えてしまうからです。 |
◆ ギャバの効果 |
ギャバは体内の中性脂肪をよく燃やしてくれる効果があるので、ダイエットには最適というわけです。
ダイエット効果以外にもいろいろな効果があります。
白米と比べると発芽玄米のギャバ含有量は、なんと10倍にもなります。
繊維質も6倍ですから、野菜不足を補うことにもなるのです。
さらに食欲を抑える作用のあるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルも豊富ですから、ストレスもリバウンドの心配もありません。
脂肪をため込むインシュリンをどれくらい分泌されるかという目安になる「GI」値(低インシュリンダイエット参照)も、玄米は白米に比べてずっと低くなっていますから、これもダイエットに最適です。 |
◆ 発芽率をチェック |
発芽玄米を加工して他の栄養素を加えるなどした市販の健康食品もありますが、やはり一番手軽で安上がりなのは、簡単に入手できる発芽玄米を白米に混ぜて炊くという方法でしょう。
小さい子供からお年寄りまで、家族一緒にダイエットできるのも魅力的です。
発芽玄米を選ぶときにひとつだけ注意したいことは、「発芽玄米」として売られてはいても「発芽率」が低く、実際には「発芽玄米入り玄米」と言いようのないものも、なかにはあるということです。
CMや広告などにまどわされず、発芽率がどの程度なのか、ということもちょっと調べてみるのもいいでしょう。
きちんと発芽率に関しての説明がされている商品を選ぶのが理想的です。
なるべく高い率で発芽しているものを選びましょう。
あとは白米に好みで加減して玄米を混ぜます。
特に洗米する必要もありません。
白米に混ぜ、白米と同じ要領で炊いて食べるだけです。
簡単でお手軽なこのダイエットは健康にもよくオススメです。
●玄米は臭いとパサパサ感がいやという方には!
玄米の場合は、まわりをおおう硬いぬかが水分の浸透をはばみ、アミラーゼが
十分に活性化できないため、パサパサで甘みが不足するのです。
つまり、食感や味の問題を解決するには、アミラーゼをより活性化させるのが
重要なポイントです。
★玄米のおいしい食べ方
玄米3合に水を入れ、その中に大さじ2杯のプレーンヨーグルトを入れて
だまにならないように指でよくつぶして混ぜます。
そのまま2時間ほどうるかしてから普通に炊いてください。
味に影響がない程度に混ぜてアミラーゼがもっとも活性化するのに一番
近くなるのがヨーグルトなのです。
実際にアミラーゼの活性度を計ってみると、水だけで炊いたときの3倍以上
活性化していることが判明しました。
そのため、玄米特有のパサパサ感が減少し甘みが生じて食べやすくなるのです。
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