◆ 入浴ダイエット

ダイエットによって肥満を解消し、健康でスリムな体になりましょう。 肥満が健康に及ぼす害は大変こわいのですが、やみくもな減量の害は、それ以上にこわいものです。 減量のためには、食べる量を減らすとともに運動も取り入れたほうがいいと言われています。 確かに運動するのも大切ですが、食事の量を減らすのと同様に、急に激しい運動を行うのは危険です。 短期間でやせようと思わず、ゆっくりと続けていける、自分に合ったダイエットをこころがけましょう。

◆ お風呂で解決！

冷え・むくみの解消がダイエットの効果をアップさせます。 ゆっくりと温かいお風呂に入る習慣をつけると、血流がスムーズになり健康はもちろん、美肌や痩せやすい体になります。あなたも、ヘルシーで痩せやすい体を作りませんか？

◆ お風呂でツボマッサージ

人の体には365ヶ所ものツボが存在するといわれてます。 適度な刺激を与えることにより、体内の停滞ムダ水の流れがスムーズになります。 『痛気持ちいい』が強さの目安にしてください。 マッサージはほぐす感じで優しく『少しほてる』と思ったら血行がよくなったサインです。 疲れているときは、アロマタイプのマッサージオイルを使うのもいいですね。 肌のすべりがよくなる上、香りによるリラクゼーション効果もできるでしょう。 ★腎ゆ（じんゆ）……ウエストラインと背骨の交差点から、背骨の突起２ツ分上で、そこから親指幅１ツ半外側です。痛くない程度に親指でゆっくり２、３秒押し続けてから放す、を５〜６回繰り返しましょう。 ★水分（すいぶん）……オヘソから親指の幅１本分上。体の水分を調節する働きがあります。２〜３秒押し、それを５〜６回繰り返しましょう。 ★三陰交（さんいんこう）……内側のくるぶしの中央から指４本分上で、スネの骨のすぐ近くにあります。骨に向かって、親指で押しましょう。 ★湧泉（ゆうせん）……足の指を左右から曲げた時にできるシワの中心部分です。「命の水」が湧くといわれ、基礎体力を回復させます。

◆ お風呂で耳マッサージ

耳には全身の調整機能を刺激するツボがたくさんあります。 この耳マッサージは、お風呂に入りながらでも、テレビを見ながらでも、いつでも、どこでも、気軽に出来るので試してみましょう。 １）手のひらで耳をおおい、耳全体をほぐす感覚で、上下にゆっくりと優しくさすってあげましょう。 ２）上のほうから順番に、親指と人さし指で耳をつまんで外側に。 １ヶ所につき６〜１０回ずつ軽く引っ張る要領で行ってください。 ３）軽く手をグーの状態にして親指とゲンコツの間で耳全体をはさみます。 前後に軽く５，６回ひねりましょう。 １〜３を終えると、耳が温かくほてり始め、冷えやむくみの原因である体全体の血行不良の改善にたいへん交果的です。 新陳代謝が活発になるので、体も気分もスッキリします。 疲労回復にもよいでしょう。

◆ セパレートバス

１）お湯に体をならしましょう。 汚れを落とすのはもちろんですが、かけ湯でしっかりとお湯に体を慣らしてあげることが目的です。 心臓に負担をかけないように、手先や足先など心臓から遠いところから体を温めていきましょう。 温まったと感じたら、浴そうへ。 冷え切った体内で、血液がじわ〜と流れ始めるのが感じるはずです。 それが、かけ湯終了の目安です。 ２）まずは、肩まで温めましょう。 体を温めるだけでなく、リラックスさせてあげることが大切です。 ４０度くらいのぬるめのお湯に、ゆっくりと肩までつかり、腹式呼吸を心がけるようにしましょう。 自分の気に入った香りの入浴剤で、リラクゼーション効果も倍増するでしょう。 体内ナトリウムやカリウムのバランスをよくする海水成分配合のもの、発汗作用があるタイプもおすすめします。 ３）ゆっくり、のんびり半身浴をしましょう。 頭や体を洗った後の２度目の入浴は、ゆっくりと浸かることの出来る半身浴です。 ある程度時間をかけて毛穴を開かせると、体内の老廃物も排出されます。 フェイシャルマスクやパックもこの時すれば、浸透率はアップします。 ★　息を口から細く長く吐ききります。 自然に体の力が抜けていくのがわかるでしょう。 ★　鼻からゆっくり息を吸います。 体がス〜と伸びる感じがわかればいいでしょう。 ★　心臓のやや下くらいに水面がくる様にし、負担を軽減すればのぼせやすい人も大丈夫でしょう。

◆ ユニットバス

１）はじめに、しっかり温まりましょう。 頭や体を洗った後、再度浸かる事が出来ないユニットバスでは、最初の入浴時にしっかりと体を温めておきましょう。 下半身から重点的に温める半身浴は、血液が重力に逆らえない状態が原因とされる冷えに最も効果的といえるでしょう。 ２）ちょっとした時間もムダにしないようにしましょう。 毎日はちょっと、と思うでしょうが、お湯を抜いている時間を利用してなら続けられそうですね。 リンパの流れを軽く促してあげましょう。 冷えやむくみは日々蓄積されていくものです。 『時々しっかり』より『無理なく毎日』が長続きさせる秘訣です。 力を入れる必要はありません。 疲れている時などは撫でるだけでも結構スッキリするでしょう。 ３）ユニットと的反復浴のツボ。 １０分くらいして体がしっかり温まったら、水を張った洗面器に手足の指先のみを浸し、４〜５分ごとに軽く冷やします。 繰り返すことによって、ユニットバスでも反復浴さながらの効果が得られます。 このときも、肩、背中は冷やさないようにタオルは離さないでください。 しっかりと体が温まったと実感できたらＯＫ！ そうでなければ逆効果になってしまいます。

◆ シャワーマッサージで代謝を上げれば中からもキレイ

お風呂タイムの最後に、効果的なのがシャワーマッサージです。 血行が良くなり新陳代謝アップにもつながれば、むくみも解消するでしょう。 ★基本は……ちょっと熱めのシャワーを手先や、足先など、末端から心臓に向かってお腹、腰、胸部の順に全身に浴びましょう。 この順序は血行を良くする基本の流れなので、しっかりと覚えて置いてください。 ★むくみのひどい人は……シャワーで関節を刺激する。 関節には大きなリンパ節が多く存在するので、むくみのひどい人には特におすすめします。 首やヒジの内側、足首、わき、脚の付け根、ヒザの裏側など、１０秒くらいしっかり温めてあげてください。 水圧を上げるといっそう効果的です。 ★肩こり・疲労には……うなじの生え際や、肩のラインの背中側には『天柱』や『肩井』といったツボがあります。 シャワーの水圧で刺激を与えると、リフレッシュ効果もあります。 ★冷え性の人は……手先や足先に冷たい水を当て、温→冷を１０秒ずつ、５セット行ってください。 手のひらや足の裏には、ツボが集中していますから、合わせて刺激してあげましょう。 ★最後に……しっかり体が温まった状態で、冷水をサッと数秒かけて終わりです。この時も手先、足先から、というきまりは忘れないようにしましょう。